ストーリー

各話あらすじ

50話中 1話〜10話 11話〜30話 31話〜50話

31話 「ハーフムーン・ラブ」

エゥーゴとティターンズが一進一退の攻防を繰り広げている頃、アクシズは地球圏へ到達しつつあった。地球圏の混乱に乗じて復権を図ろうとするジオン公国の残党に、警戒感を強めるエゥーゴとティターンズ。しかし、両者はともに戦局を有利にするため、アクシズの戦力を利用しようとしていた。
アクシズの先遣艦隊に接触するため、アーガマはフォン・ブラウン市に入港して補給を行う。
作業を進めるアーガマで、シンタとクムがいなくなりカミーユとファは街に出る。そこでカミーユはシロッコの密命を帯びたサラと再会するのだった。

場面写真

32話 「謎のモビルスーツ」

ティターンズもまたアクシズの接近を察知し、シロッコを代表として先遣艦隊に接触するとの情報がアーガマに入った。
アーガマに同乗していたウォンは、ティターンズより早くアクシズに接触すべきと強硬に主張。アーガマは、アクシズへと向かうシロッコのドゴス・ギアに先制攻撃をかける。

シャアはドゴス・ギアに向けてメガ・バズーカ・ランチャーを発射するが、シロッコのプレッシャーに気圧されて攻撃を外してしまうのだった。
カミーユも攻撃部隊として出撃するが、シロッコが懐柔したヤザンの新型可変MSハンブラビに苦戦。次第に劣勢へと追い込まれるアーガマだったが、突如現れたアクシズの大部隊によって、窮地を救われるのだった。

場面写真

33話 「アクシズからの使者」

アクシズのガザC部隊に救われたかたちとなったアーガマ。
ブライトたちはアクシズからの招致に応じ、先遣艦隊旗艦グワダンでミネバ・ザビと会見する。ジオン公国を私物化したザビ家の三男、ドズル・ザビの遺児。そのミネバの姿と、かつてのザビ家そのままといったアクシズ軍の様相に、ブライトたちは戦慄を覚える。
しかし、幼いミネバを操り人形のように扱うアクシズの摂政ハマーン・カーンに対し、自らが袂を分かったアクシズの変わり様を目の当たりにしたシャアは怒りを露わにするのだった。
両者の交渉は決裂し、アーガマのクルーは監禁されてしまうが、芝居をうってグワダンを脱出する事に成功。
それを見届けるようにして、シロッコのドゴス・ギアがグワダンに接触し、ミネバに忠誠を誓った。

場面写真

34話 「宇宙が呼ぶ声」

グワダンでシャアをかばって負傷したレコアは、身と心の置き場所を見失っていた。
一方、アクシズと手を結んだシロッコは、ヤザンにアーガマ追撃を命じる。ヤザンの攻撃を受け、防戦一方となるアーガマ。
その混乱のさなか、レコアは誰かが自分を呼んでいると感じ、シャアの制止も聞かずにメタスで出撃する。
彷徨うようなレコアの行動に戸惑い、ヤザンはアーガマを捕捉しきれずに取り逃がしてしまう。しかし、ヤザンによってメタスは撃破され、レコアは生死不明となった。

場面写真

35話 「キリマンジャロの嵐」

ドック艦ラビアンローズと合流して修理を受けたアーガマは、キリマンジャロのティターンズ基地を攻撃するカラバを支援するため、衛星軌道上からの陽動作戦を開始する。
この作戦行動を阻止するべく、ヤザン指揮下の部隊はアーガマに強襲を行う。その戦闘の中、ヤザンの攻撃を受けたシャアの百式が制御を失い、大気圏落下コースを取ってしまう。
カミーユはウェイブライダーで百式を救助し、やむなくキリマンジャロに降下する。
その戦場でサイコ・ガンダムを目撃し、驚愕するカミーユ。
混乱に乗じてシャアとともに基地内部に潜入したカミーユは、実験体として扱われるフォウと、実験に立ち会うジャミトフに出会うのだった。

場面写真

36話 「永遠のフォウ」

カラバがキリマンジャロ攻撃を続ける中、カミーユは単独でキリマンジャロ基地に潜入し、フォウを救い出そうとする。
その一方で、基地で療養していたジェリドは、潜入してきたカミーユを発見していた。

再会を果たしたフォウは、カミーユが知る彼女であった。しかし、フォウに施されている処置を目の当たりにし、彼女が強化人間である事実を突きつけられる。
執拗なジェリドの追跡をかわしながら、カミーユはフォウを連れて基地から脱出した。しかし、カラバの攻撃が始まると彼女の表情は一変してしまう。戦闘人形としてのフォウが目覚め、彼女はサイコ・ガンダムを呼ぶ。Ζガンダムに乗り、フォウに戦いを止めさせようとするカミーユだったが、ジェリドの操る試作MSバイアランがカミーユに襲いかかるのだった。

場面写真

37話 「ダカールの日」

キリマンジャロを攻略したカラバのアウドムラとシャア、カミーユは、返す刀でダカールへと向かう。
この地で行われている連邦議会総会の席上で、ティターンズの実態を告発するためであった。
ジェリドが指揮するガルダ級メロゥドの追撃をかわしながら、シャアはアムロとカミーユの援護を受けてダカールに降下。
市街地上空で発生したカラバとティターンズの戦闘で混乱する議会の壇上に上がったシャアは、自らがジオン共和国の創始者、ジオン・ズム・ダイクンの遺児であるという事実を明かし、ティターンズの非道を世界に訴えた。
ジェリドは通信施設を破壊してシャアの演説を妨害しようとする。しかし、自分が所属する組織の行いに疑問を抱くティターンズの兵士たちが、ジェリドの行動を阻止するのだった。

場面写真

38話 「レコアの気配」

地球をカラバに託し、カミーユとシャアはシャトルで再び宇宙に上がった。その頃、衛星軌道上でシャトルと合流予定のアーガマを、アレキサンドリアのヤザン隊が襲っていた。

ハンブラビの連携攻撃に苦戦するアーガマのMS隊だったが、救援に駆けつけたカミーユとシャアがヤザン隊を退ける。
さらに、シャアはメガ・バズーカ・ランチャーの照準をアレキサンドリアに定める。しかし、ビームはアレキサンドリアから逸れる。
かつての戦闘でヤザンに撃破されながらも回収され、ティターンズに身を寄せていたレコア。彼女がアレキサンドリアの艦橋でシャアの意識を察知し、撤退を進言したためであった。
唯一カミーユだけが、アレキサンドリアにレコアの気配を感じ取っていた。

場面写真

39話 「湖畔」

アーガマは補修のためサイド2の観光コロニーであるモルガルテンに停泊していた。
カミーユたちはひとときの休息を楽しむが、そこにロザミィと名乗る女性が現れる。カミーユを兄と呼び、彼と一緒の写真を持っている彼女に皆は戸惑いを覚える。
ロザミィを伴って湖畔にたどり着いたカミーユたちは、そこにミネバとハマーンの姿を目撃した。
一方、モルガルテン宙域でエゥーゴのMSが数機も撃墜される被害の報告を受けたシャアは、哨戒中に農業プラントに潜伏してゲリラ戦術を展開していたティターンズのMS隠れハイザックに攻撃を受ける。その戦闘はコロニーの中にまで及び、ハマーンの直衛を担当していたガザCも戦闘に参加する。戦いの中、カミーユたちとハマーンたちは、それぞれモルガルテンを脱出するのだった。

場面写真

40話 「グリプス始動」

カミーユについてアーガマに乗り込んだロザミィに、シャアやエマは違和感を覚えていた。
シャアはロザミィが強化人間ではないかと考え、彼女の精密検査を船医のハサンに依頼する。
一方その頃、エゥーゴはティターンズがルナツー宙域に戦略兵器を建造しているという情報を得る。元々、グリプスは密閉型コロニーを2つ接合しており、今回ティターンズは再び分割して巨大なレーザー砲に改造した、コロニーレーザーと呼ばれる兵器に改造していたのだ。
その情報を確認するため偵察に出たカミーユは、MSメッサーラに乗ったレコアと遭遇する。彼女が敵となったことに激しいショックを受けるカミーユ。
レコアは、コロニーレーザーの完成をカミーユに告げ、彼の前から去っていく。エゥーゴがコロニーレーザーの情報を掴んだことを知ったバスクは、コロニーレーザーをサイド2の18バンチコロニーに照射する。
エゥーゴへの牽制を視野に入れたこの攻撃によって、18バンチコロニーは壊滅した。

場面写真

41話 「目覚め」

バスクはグリプス2のコロニーレーザーを月方面に移動させるため、陽動としてサイド2の21バンチコロニーに毒ガスを撒布する作戦を開始した。
作戦を実行する中、レコアはアーガマ隊の対応の遅さに苛立ちを募らせる。
一方、サイド2からの緊急通信を受信したアーガマは、21バンチにMS部隊を急行させた。しかし、アーガマのMS隊が到着したときには、すでに毒ガスは撒布された後だった。
非道な作戦を指揮するレコアに怒りをぶつけるカミーユだったが、彼女は彼に冷たい言葉で自分の生き方を投げかけ、決別の意思を露わにした。
そんな中、ロザミィの精密検査の結果が明らかになりロザミィが強化人間である事が分かった。それを自覚できないロザミィは、ハサンの制止を振り切ってネモで、カミーユの元へと向かう。
戦場でカミーユを助ける彼女だったが、死にゆく人の想念と戦いの狂気に触れ、ティターンズの強化人間ロザミア・バダムへと戻ってしまうのだった。

場面写真

42話 「さよならロザミィ」

アーガマはラーディッシュとともにサイド2に進路を向ける。
ティターンズが再びサイド2に毒ガス攻撃を仕掛けるという情報を入手したためであった。
一方、ドゴス・ギアに戻ったロザミアは同じ強化人間であるゲーツ・キャパとともに可変MA、バウンド・ドックのパイロット訓練と意識調整を受ける。
サイド2宙域に到着したアーガマはティターンズのMS隊と交戦する。アーガマ隊の迎撃に送られたロザミアは、13バンチコロニーでカミーユと出会う。しかし、サイコミュに支配された彼女は、すでにカミーユが知るロザミィではなかった。
カミーユの呼びかけに応じることなく、彼の前から去るロザミア。
アーガマ隊はサイド2への毒ガス攻撃を阻止することに成功するが、この攻撃はバスクの陽動であった。グリプス2のコロニーレーザーは着々とグラナダを照準に捉えるため接近しつつあった。

場面写真

43話 「ハマーンの嘲笑」

ティターンズのコロニーレーザーは、グラナダを射程距離に収める直前まで接近していた。
地球に本拠を置き、軍需企業として大きな力を持つアナハイムのメラニー・ヒュー・カーバイン会長は、サイド3の譲渡を条件にアクシズと手を組み、この事態を収拾しようとする。エゥーゴの最大の出資者であるアナハイムがその交渉役に選んだのが、シャアが身を置くアーガマであった。
アーガマは、再びアクシズ先遣艦隊に接触した。親書を携えてグワダンに訪れたカミーユに対し、ハマーンは自らアーガマに赴いて交渉を進める。
メラニーの提示した条件を了承したハマーンは、エゥーゴの陽動作戦に合わせてグリプス2を攻撃することを約束した。
ハマーンとの会見を終えたアーガマは、返す刀でグリプス2のティターンズ艦隊に攻撃を仕掛ける。
一方、ハマーンはティターンズ艦隊の後方支援に回ると見せかけて、グワダンの主砲をグリプス2の核パルスエンジンに発射した。このグワダンの攻撃によってグリプス2の移動は阻止され、グラナダへの攻撃は防がれた。

場面写真

44話 「ゼダンの門」

エゥーゴと手を組んだかに見えたハマーンだったが、その一方で、ジオン公国の宇宙要塞ア・バオア・クーを接収、改称したティターンズの軍事拠点、ゼダンの門においてジャミトフと会見を行っていた。ザビ家再興の後押しを約束させるためである。しかし、交渉は決裂し、ハマーンはジャミトフの暗殺を試みると同時に、アーガマに援護を要請した。
ジャミトフ暗殺は失敗したものの、ゼダンの門から脱出するハマーン。それと時を同じくして、シロッコの命令でアーガマの陽動に向かったサラは、カミーユと対峙していた。
そこに、ハマーンを追うジェリドも姿を現す。
混沌とする戦場の中にサラの気配を感じて出撃したカツに対して彼女は、ハマーンの味方にならないでくれと語りかける。
加速度的に悪化していく戦況の中、カミーユは人々を戦いに駆り立てる悪意の存在を感じずにはいられなかった。

場面写真

45話 「天から来るもの」

サラは先の戦闘でカミーユに捕らえられ、アーガマに収容される。彼女を尋問する間もなく、エゥーゴ艦隊はゼダンの門に総攻撃を開始した。
エゥーゴがティターンズの戦力を釘付けにしている間に、ハマーンが小惑星基地アクシズをゼダンの門に直接激突させ、破壊する作戦を行うからだ。
その戦闘のさなか、サラはアーガマから逃亡を図り、カツは彼女を追う。
一方、ファはレコアの駆る新型MSパラス・アテネと遭遇し、彼女が生きていたと知ってショックを受ける。
呆然と立ちつくすファを襲うジェリド。アポリーは彼女を助けるために身を投げ出し、その命を散らした。
アポリーの死にファが慟哭する中、アクシズはついにゼダンの門に激突する。
その余波によってティターンズ艦隊は大きな被害を受け、アクシズはグラナダへの落下コースを取った。
同時にハマーンは、ティターンズの混乱に乗じてグリプス2を制圧する。

場面写真

46話 「シロッコ立つ」

ゼダンの門を失ったジャミトフは、シロッコを交えてハマーンと会見を行う。
その一方で、サラをシロッコから奪おうとするカツが、シロッコの命を狙って会議場所であるグワダンに潜入する。
それぞれの思惑が絡み合った会見は、グワダンに潜入していたシャアの乱入によって中断され、サラはシロッコの危機を察してグワダン内にビームを放つ。
その混乱に乗じ、野心を持つシロッコはジャミトフを暗殺。その罪をハマーンに着せて、ティターンズの実権を握るのだった。
グワダンから脱出したシロッコはMSジ・OでハマーンのMSキュベレイと交戦するが、その間隙を突いてカツがシロッコの命を狙う。
サラは、シロッコを守ってカツの攻撃の前に身を晒し、閃光の中に消えていくのだった。

場面写真

47話 「宇宙の渦」

エゥーゴはアクシズの手に落ちたコロニーレーザーを奪取すべく、グリプス2を渦のように取り囲むメールシュトローム作戦を始動する。
カミーユは艦隊をグリプス2に向けるため、アクシズの陽動に出撃し、ハマーンと対峙した。
激しい戦闘のさなか、両者は意識の海に漂い、さまざまな人の想念を目の当たりにする。

その光景に人の可能性を直感するカミーユだったが、ハマーンは共感を拒絶し、怒りのままに敵意を拡散させた。
カミーユは、人の共感を受け入れようとしないハマーンを、時代に必要がない人間だと断じて戦う。
一方、練度の低いアクシズ艦隊は戦線を維持できず、ハマーンは全艦を撤退させる。メールシュトローム作戦は成功し、エゥーゴはグリプス2を掌中に収めるのだった。

場面写真

48話 「ロザミアの中で」

ゼダンの門に激突した小惑星基地アクシズは月面都市グラナダへ落着する軌道を進んでいた。アーガマはその進路を変えるべくアクシズに接舷し、推進用エンジンを起動するためにファたちを進入させる。そのアーガマに、ロザミアの巨大可変MAサイコ・ガンダムMk-Ⅱが襲いかかった。
戦いを止めさせようとロザミアに語りかけるカミーユだったが、彼女は心を閉ざして激しい攻撃を続ける。
一方、ロザミアをアーガマに差し向けたバスクのドゴス・ギアは、レコアが指揮するシロッコのMS部隊の襲撃を受ける。この攻撃でドゴス・ギアは撃沈され、バスクは戦死した。
それと同じ頃、アクシズ内に進入したロザミアはファと出会っていた。
追ってきたカミーユとファの言葉に混乱し、逃げるようにサイコ・ガンダムMk-Ⅱを起動するロザミア。錯乱状態に陥ってビームを乱射するロザミアを前にしたカミーユは、フォウの声に背中を押され、アーガマを守るためサイコ・ガンダムMk-Ⅱのコクピットを射抜いた。

場面写真

49話 「生命散って」

グリプス2を制圧したエゥーゴに対し、アクシズとティターンズは総力戦を仕掛けた。

小惑星基地アクシズを離れたアーガマは、三つ巴の戦闘宙域に急行する。アクシズの攻撃で戦線の維持が難しくなったラーディッシュの援護に向かったのである。
エマはヤザンの猛攻に晒されていた。彼女を助けようとしたカツはヤザンの攻撃によって被弾し、サラが迎える声を聞きながら命を散らす。
カツの死を間近に見ながらも、ヤザンに追い詰められていくエマ。ラーディッシュ艦長ヘンケンは彼女の危機を知り、艦をエマの盾にしてヤザンの攻撃を受け止める。
ヘンケンたちの命とともに沈みゆくラーディッシュを前に、エマは言葉を失うことしかできなかった。その彼女の姿と、多くの人の死に怒り悲しむカミーユは、自分の手で戦いを終局に導く決意を固める。

場面写真

50話 「宇宙を駆ける」

エマを見送ったカミーユは、真に倒すべき敵をシロッコとハマーンのふたりだと定め、戦場に戻る。
一方、ブライトはグリプス2のコロニーレーザーの照準をティターンズ艦隊に合わせるよう打電し、カミーユをその防衛に当たらせた。
しかし、コロニーレーザーの照射を阻止するため、シロッコはジ・Oを駆ってグリプス2内部に侵入。
シャアの百式はシロッコを追撃し、ハマーンはキュベレイでシャアを追い詰める。グリプス2の劇場内で対峙するシャアとシロッコ、ハマーン。
それぞれを排除しようとする三者だったが、そこにカミーユが割り込み、シャアとともにグリプス2から脱出する。
ふたりの脱出を確認したブライトは、ティターンズ艦隊に対してコロニーレーザーを照射、壊滅的な打撃を与えた。
一方、カミーユは艦隊を再編しようとするシロッコを追い詰める。エマやカツ、レコア、そしてフォウとロザミアの意思を受けて、カミーユはシロッコに最後の攻撃を敢行する。

場面写真

50話中 1話〜10話 11話〜30話 31話〜50話

このページのトップへ